【人格の陶冶】職場における「モラル」を考えるワークショップ

ビジネスマインド・意欲向上

【人格の陶冶】職場における「モラル」を考えるワークショップ

職場で遭遇する「モラル」に反する行為を認識し、その影響や対応方法を考える

No. 2000306 9905052

対象者

  • 若手層
  • 中堅層
  • リーダー層
  • 管理職層
  • 職場の中でなんとなく「もやもや」を感じている若手の方
  • 成果を強く求められる中で葛藤を抱える中堅層
  • 組織の命運を左右する意思決定の重責を担う経営幹部

よくあるお悩み・ニーズ

  • 職場の同僚や先輩・上司の行動に倫理的な観点での違和感を覚えることがある
  • 成果至上主義の職場の考え方に居心地の悪さを感じている
  • ルールとして明文化されていないことで行動が縛られることに納得がいかない

研修内容・特徴outline・feature

職場では、「モラル」のある行動が求められますが、ルールやマナーを守ることとは少し意味合いがことなり、何をすればモラルのある行動と認められ何がモラルに反する行為なのかが今一つ分かりづらいのも事実です。また、ルールやマナーのように、一定の知識を習得したり訓練を受けたりすることによって身につけられるものではないため、一筋縄ではいきません。

本プログラムは、こうした難しい側面もある「モラル」について、受講者の皆さん同士で議論し、その理解を深めていただいたうえで、実践的な対策を考えられるようになることをねらいとしています。

到達目標goal

  • ①「モラル」とは何かが具体的に理解できる
  • ②様々なモラルに反する事例を通して、どこに可否のラインが引かれるのかが分かる
  • ③モラルに反する行為をする人に対する接し方を知る

研修プログラムprogram

内容
手法
  • 1.「モラル」って何?
    (1)「モラル」と「ルール」「マナー」の違いとは
    【ワーク】「モラル」と「ルール」「マナー」の違いについて話し合う
    (2)なぜ「モラル」に反することはモヤっとするのか
     ①「個人の尊厳」を傷つける行為
     ②「集団の秩序」を乱す行為
    (3)なぜ「モラル」は身につけにくいのか
講義
ワーク
  • 2.自分だけ楽をしようとする同僚
    【ケーススタディ】コールセンターで働く同僚が、面倒な顧客からのコールを避けようとしたリ、休憩に行く回数が人より多かったり、終業間際のコールをわざと取らないようにして残業を回避したりすることに対し、ストレスを感じる。
    (1)自己中心性バイアスから脱却できない大人たち
     ①子供の頃はみな自己中心
     ②自分を客観的に捉えることが苦手
     ③集団の公平性というモラルの欠如
    (2)目指す姿を指し示すリーダーの重要性
     ①「人は楽をしようとするもの」という諦観
     ②目指すべき姿を明確に示すのがリーダーの役割
講義
ワーク
  • 3.出張時のチケットを金券ショップで買う先輩
    【ケーススタディ】会社の経費で購入した正規価格のチケットを払い戻し、金券ショップで格安チケットを買い直して出張に行く先輩の行動を咎めるも、「誰にも迷惑はかかっていない」と開き直られ、もやもやしている。
    (1)不正のトライアングル~「動機」「機会」「正当化」
     ①職場は様々な「プチ不正」の誘惑であふれている
     ②不正は「動機」「機会」「正当化」の3つでできている
     ③「機会」の排除で不正を防ぐのには限界がある
     ④「動機」も「正当化」も最終的には「心の弱さ」に行き着く
    (2)「みっともない」という意識を持つために
     ①損害はいつも「目に見える」とは限らない
     ②「人に知られても恥ずかしくないことか」という視点
     ③客観的視点を養う上で欠かせない「メタ認知能力」
講義
ワーク
  • 4.下請け先に上からものをいう若手社員
    【ケーススタディ】長年当社で働いている下請け先のベテランスタッフに対し、最近中途で入社したばかりの若手社員が、業者扱いで上からものをいうことに、現場のフラストレーションがたまっている。
    (1)「年上だからエラい」のか、「客だからエラい」のか
     ①なぜ年下は年上を敬わないといけないのか
     ②強い立場を行使してはいけないのか
    (2)様々な経験をと通じて判断基準を養う
     ①コールバーグの道徳性発達理論
     ②他者視点を持ちながら自身の目的を追求する
講義
ワーク
  • 5.平気で嘘の報告をする先輩
    【ケーススタディ】先輩と2人で考えて作った企画資料を先輩ひとりで作ったものとして上司に提出したり、先輩からの指示を受けて行った作業が間違いだと指摘された際に、「そんな指示はしていない」とシラを切る先輩に唖然とする。
    (1)「認知の歪み」はどこまで許容できるか
     ①人はみなバイアスをかけてものごとを捉えている
     ②貢献は過大視し、過失責任は過小視する「利己的帰属」
    (2)「承認欲求」をコントロールするために
     ①承認欲求が強すぎる人の特徴
     ②自身の承認欲求をコントロールする方法
     ③承認欲求が強すぎる相手との接し方
講義
ワーク
  • 6.職場でのモラル欠如を助長しないために
    (1)モラルに反する行為は個人だけの問題ではない
    (2)モラルに反する行為が起きやすい職場の特徴
     ①制度やしくみが甘い
     ②リーダーシップが欠如している
     ③コミュニケーションが不足している
     ④過酷なプレッシャーがかかっている
     ⑤処遇に対する不満が蔓延している
     ⑥組織文化そのものがモラルに欠けている
    (3)モラルハザードの可能性に注意する
講義
  • 7.まとめ
ワーク

企画者コメントcomment

近年、「組織内の役員・従業員のモラルの低さが原因で起こった」と取り沙汰される企業の不祥事や事件を耳にすることが増えてきたように感じます。

本プログラムは正解のないテーマを題材にし、みんなで議論する中で自分なりの答えを見出していくスタイルのワークショップです。誰もが直面する葛藤シーンをケースを通じて追体験してもらい、自分ならどう考えるかをグループメンバーで意見交換し、「モラル」という見えない縛りといかに折り合いをつけながらビジネスを推進していくかを模索していただきたいと思い、企画しました。

スケジュール・お申込み
(オンライン/セミナールーム開催)schedule・application

オンライン開催

セミナールーム開催

注意事項

  • 同業の方のご参加はご遠慮いただいております
  • 会場やお申込み状況により、事前告知なく日程を削除させていただくことがあります
  • カリキュラムは一部変更となる可能性があります。大幅な変更の際は、申込ご担当者さまへご連絡いたします。

事前のご案内

受講できそうな日時がない… 日程を増やしてほしい… 
そんな時には「研修リクエスト」

研修リクエストサービス

「研修リクエスト」とは、お客さまのご希望の日程、内容、会場で、1名さまから インソースの公開講座を追加設定するサービスです。 サービスの詳細や、リクエスト方法はこちらをご確認ください。

※受講者数1名以上の場合から、リクエストを受け付けております

※ご連絡いただいてから研修実施まで、通常2か月程度かかります(2か月以内での急ぎの実施も、ご相談可能です)

受講者の評価evaluation

実施、実施対象
2025年1月     6名
業種
インソース
評価
内容:大変理解できた・理解できた
100%
講師:大変良かった・良かった
100%
参加者の声
  • メタ認知で自分の行動を俯瞰して考えるようにします。モラルに反する行為を見かけたら、テキストと照らし合わせて分析し、適切な指導を行います。
  • もやもやしていたのが、原因と対応策がわかり霧が晴れたような感想です。会社でできる環境を整え、モラルに問題があるようなメンバーへの注意の仕方を工夫します。
  • モラル形成やモラル欠如についてわかりました。学んだことを自分自身の行動に照らし合わせ、モラルに反する行動を行ってないか改めて振り返ります。
  • 自身のことも俯瞰して観察するようにします。制度や仕組みを見直して、モラルに反する環境にならない職場作りをおこないます。

読み物・コラムcolumn

人格の陶冶シリーズを語る

2024年5月21日更新

テキスト作成部門として開発に携わった大畑と安西が、人格の陶冶シリーズが生まれた背景や特色についてたっぷりと語ります!

人材育成の7つのポイント 企業の人材育成における課題を解く

2024年7月3日更新

人材育成とは、企業の未来をつくるもの。企業が抱えている課題や求められるスキルを分析し、計算しながら、継続的に教育を実施する手法・ポイントを詳しくご紹介します。

人的資本経営~真に組織に必要な人材の育成と獲得

2022年12月30日更新

VUCAの時代の環境変化や成長産業を担う人材を確保するために、継続的な「人的資本経営」を各企業で進めることが急務となっています。このページでは、人的資本及び人的資本経営とは何か、人的資本経営を推進する具体的な方法、情報開示の事例などについてご紹介します。

ハラスメント対策・防止の3つの視点~職場の事例から考える

2024年10月23日更新

ハラスメント対策・防止のための解説記事です。セクハラ・パワハラの定義から、さまざまなハラスメントの種類と具体的な職場の事例、ハラスメントと指導の違い、ハラスメントをしない・受けない・させないためのコミュニケーション手法まで、年間受講者数29,000名以上のハラスメント防止研修を実施する研修会社インソースがお伝えします。

新人がぶつかりやすい「4つの壁」~入社から6か月間の成長ストーリー

2025年4月21日更新

新入社員がぶつかる「4つの壁」を、入社から6ヶ月間のストーリー形式でお伝えします。新人の抱く悩みをふまえ、上司・先輩が具体的にどんな言葉をかけたら克服につながるかを「先輩の言葉」としてご紹介いたします。実際に指導する際の声掛けやアドバイスの参考にしていただければ幸いです。

若手社員がぶつかりやすい「4つの壁」~1年間の成長ストーリー

2024年7月11日更新

若手社員がぶつかる「4つの壁」を、1年間のストーリー形式でお伝えします。新人のころとは違う悩みに、上司・先輩が具体的にどんな言葉をかけたら克服につながるかを「先輩の言葉」としてご紹介いたします。実際に指導する際の声かけやアドバイスの参考にしていただければ幸いです。

ビジネスマナーは相手と信頼関係を築く土台~仕事を円滑に進める3つのポイント

2024年7月18日更新

若手・ベテランに関わらず相手に信頼感を抱いてもらうために欠かせない「ビジネスマナー」についての記事です。対面・非対面に関わらず必要なビジネスマナーの基本を解説しています。また、「クッション言葉」を用いて依頼やお断りする際の手法についても取り上げております。

OJT研修の現場でよく出る、指導者のお悩みあるある大特集!

2023年5月30日更新

研修会社インソースがOJT研修を実施する中で、実際に受講者の方からうかがったお悩みと、研修内で議論された意見などをご紹介します。OJT指導者の方だけでなく、その監督者の方や人事ご担当者さまも「OJT現場のあるある」を知っていただき、今後の教育にお役立てください。

お問合せ・ご質問

よくいただくご質問~お申込み方法や当日までの準備物など、公開講座について詳しくご説明

最新作・ニュース

新卒採用募集中
ページトップへ
年間実績公開講座の年間実績
受講者数※1
147,500
開催数※1
14,529
講座数※2
4,706
WEBinsource
ご利用社数※2
25,701

※1 2024å¹´4月~2025å¹´3月

※2 2025å¹´3月末時点

同ジャンルの研修を探す

研修を探す
開催地で探す
階層で探す
テーマで探す
コースマップで探す
日程で探す
課題・状況で探す
講師派遣型研修

お客さまの課題に応えるオーダーメイド型研修

研修一覧
業界・業種別研修
オンライン人材育成

オンライン人材育成

企業内研修は、すべてオンラインで実施可能です

動画教育・eラーニング

動画教育・eラーニング

データやDVDの買い切り、レンタル視聴、定額制見放題など、様々なプランでご提供します

メールマガジンのご登録

コンテンツクリエイターズワークス

  • WEBinsource
  • モンシャン


直近の公開講座開催研修


当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキーを利⽤しています。
サイトのクッキーの使⽤に関しては、「クッキーの管理方法について」をご覧ください。

同意します